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進み続ける世のデジタル化と教育

世の中のデジタル化は日に日に進んでいます。
それは毎日の当たり前をもっと便利にしたいという開発者の方々の成果だと思います。
実際、自動ドアが出来たからドアマンが不要となり、最近ではどこの百貨店もトイレは自動洗浄式です。
自動洗浄は衛生的にもとても良いと思います。
ただその一方で教育現場で問題も起こっています。
私が教育実習に行っていたときの話です。
小学一年生を担当していました。
「先生、トイレが流れてません。
」この言葉を何度聞いたことでしょうか。
初めは一年生だし仕方ないかなと思っていましたが理由はそこではありませんでした。
その理由こそがトイレの自動洗浄化です。
今や家のトイレが自動洗浄になっている家庭が少なくありません。
生まれてからその家で育った彼らは「トイレは自分で流すもの」という概念がないのです。
教育現場ではまだ殆どが手動です。
他にもファミレスなどではよくスマートフォン等でアニメを見たりゲームをしている子をよく見かけます。
昔は絵本を読んだり、家族とお話をしたりする光景ばかりでした。
デジタル化というのは便利な反面、人と人との関わりや自分で何かをするということが失われていく少し寂しいものと感じています。

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